講義レポート

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講義日:2024年7月24日

美容家小林ひろ美さんによる”美しい生き方のエッセンス” 特別講演会

こんにちは!

アマテラスアカデミア5期の隅田百子です。

2024年の7月24日に、美容家小林ひろ美さんによる”美しい生き方のエッセンス” 特別講演会を開催させていただきました。

講演会は以下、三部構成でした。

  1. パネルディスカッション
  2. 実践編 美しい人生を創るスキンケア
  3. Q&A

今までの講義で一番多くのメモを取ったのではないかというくらい皆さんにこの記事でシェアしたいことが沢山あるのですが、とてつもなく長い文書になってしまうので、それぞれ特に心に残ったことを激選して書かせていただきたいと思います。

1.パネルディスカッション

照子先生を母に持ち、「美・ファイン研究所」主宰としてご自身も唯一無二の美容家として多方面でご活躍され、年齢に抗わず優しくゆっくり自然に歳を重ねる”Beautiful Aging”を体現されているひろ美さんが、どのような人生やキャリアを歩んでこられたのか。アマテラスアカデミア生の悩みと質問に寄り添いながらご回答いただきました。

「美容家へのきっかけは人の役に立てるかも」

サラブレッドとしてずっと美容家としての人生を歩んでこられたかと思いきや、幼少の頃は専業主婦に憧れ、社会人になってからベビー用品等の輸入業を営んでいらっしゃったひろ美さん。26歳の時に照子先生と「美・ファイン研究所」を立ち上げられた当初は語学力などを活かして美容とは少し別のアングルからサポートをされていたそうですが、ご友人に旅行中、普段何気なく実践されていたことを話された所「もっとこういった話を発信して欲しい」と言われたことから「美容でも人の役に立てるかもしれない」と感じられたことが美容家に転身されるきっかけになったそうです。この”人のため”という観点は、受け取り手の立場にたって言葉や表現を細かに考えられているひろ美さんの発信にも表れているのではないかと思います。

「時間より質」

ひろ美さんが幼少の頃からお忙しくされていた照子先生でしたが、そんな中でも愛情はしっかりと感じられていたと語るひろ美さん。

留学やサーフスクールなど多くの学びの機会や、一緒にいる時間は褒められることが多くポジティブな時間を過ごされていたそうです。

「同士として一緒に乗り越える」

ご自身の子育てに関しても、お子さんといられる貴重な時間を第一に職場・家・学校を全て近距離範囲内に置きPTAなどの学校行事にも欠かさず参加され、ライブや旅行など”子供との共通のご褒美”を設定することで”同士”として大変な時期も一緒に乗り越えてこられたそうです。ライブでは”五感をフル活用して発散する”ことで日々の疲れもリセットできたそうです。

「すべてが奇跡だと思う生き方」

ひろ美さんは照子先生のお人柄を”誰よりも人が好きで常に明るくチャレンジング”と表現されていましたが、照子先生に負けないくらいポジティブなオーラで参加者を元気付けてくださったひろ美さん。そんなひろ美さんでもネガティブな気分になる時には、アインシュタインの「人生には2つの生き方しかない。1つは奇跡などまったく存在しないかのように生きること。 もう1つはすべてが奇跡であるかのように生きること。」という言葉を思い出し、”心に美容液を擦り込む”ように”いま在る物への感謝”を思い出すようにしているそうです。

2. 実践編 美しい人生を創るスキンケア

「肌・体・脳の三位一体」

透明感のあるツヤ肌をはじめとした奇跡の美しさを維持されているひろ美さん、美しくあるベースとなる秘訣は肌・体・脳の3つ全てでなりたい自分をイメージしその方向へ近づけていくことだそうです。顔はあくまでも一部分であるため、腸内環境や心の状態を含めた三位全てのバランスを整えることを心がけていらっしゃいます。

「保湿と巡り」

美容の基本は”落として潤して蓋をする”ことですが、代謝が徐々に落ちてくるアマテラスアカデミア世代=アラサーからは、「保湿」と「巡り」がより重要になってくるのだそうです。

頭から足の先まで美しくいらっしゃるひろ美さんの巡りケアは、セルライトをケアするバスオイルを入浴中に、ハーブサーキュレイトオイルを入浴後に使う”ダブルオイル”使い!自分を労るという意味でも疎かになりがちな顔以外のケアにも目を向けていきたいですね。

「新しいものを試していこう」

歳を重ねるとよくアイテムが自分の中で”定番化”してくることはよくありますが、各メーカーさんの新しい知見に対する類い稀なき情熱や労力を間近で見ておられるひろ美さん。特に”UV・ファンデーション・美白”というカテゴリーにおいては毎年どんどん進化した商品がローンチされるので是非新しいものを積極的に試して欲しいと仰っていました。有害な紫外線はシャットダウンし有効な光だけを吸収したり、日光をビタミンCに変換できる日焼け止めなどご紹介いただいたアイテムに目から鱗でした。

「香りで生活を彩る」

食後、午後の仕事始めの前にハンドクリームやネイルオイルを纏って、香りと動作をリンクさせることで気持ちの切り替えをしてらっしゃるというひろ美さん。仕事始めだけではなく、身構えて行かれる際にはお守りとなる香りをお持ちだったり、お部屋の雰囲気を変えられるルームフレグランスを愛用されていたりと”香りを味方につけた”生活を送られています。

3.Q&A

「◯9歳の壁」

事前質問以外にも会場で多くの質問が挙がりましたが、女性であれば誰でも一度は悩んだことがあるであろう19歳・29歳・39歳・49歳・59歳…という節目のタイミング。十の位が変わる前の年ってなぜか不安やモヤモヤに襲われる頻度が増えますよね。

渦中にいる時にはなかなかそう思えないことも多いけれど、と前置きされた上で「自分で自分の可能性を狭めないで」とひろ美さんは仰います。

自分の中の在るべき◯代像に縛られて不安を一人で抱えるのではなく、悩みは目上の方や異なる知見を持った方などに相談して見ると自分では想像もつかない解決方法が出てくることも多いそうです。

“疲れた”などのネガティブな言葉はできるだけ発さず、”よく頑張った”や”とても充実していた”という言葉に言い換えることで心身共に疲れてしまうことを回避されているというひろ美さんのように歳を重ねることが不安な時こそそれが顔や体、そして心に出てしまわないようにできる限り前向きでいたいものだなと改めて思いました。

さいごに

人の役に立ったり、人に良い影響を与えられるようになるためには、まず”自分自身が整っていてご機嫌である”ことが大前提であり、そのために”何が必要で何をすべきか”を自分自身が知っていること、そしてそれを”継続して行う努力ができる”ことが大切なのだと、人を元気付けられるエナジーに溢れたひろ美さんと今回お会いして、お話を伺ったことで強く感じました。

ところどころで迷ったり悩むことなんてこれからまだまだ沢山出てくると思いますが、今こうして生活できている感謝を噛み締めつつ、新しいことやものを楽しんで色々試しながら、先人の知恵もお借りして、自分の機嫌を取り自分を整えることで、次第に周りにも良い影響を与えられる、そんな人になっていきたいです。

ご登壇いただきました小林ひろ美さん、遅くまでお付き合いいただいた「美・ファイン研究所」社員の方々、いつも会場のサポートをしてくださる「フロムハンド」の関係者様方、今回の企画・準備をしてくれたATA企画・広報部の仲間に改めて深く御礼申し上げます、素敵な機会をありがとうございました。

寄稿日:2024年8月3日
リポーター

隅田百子(5期生)