講義レポート

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講義日:2022年10月5日

第4期10月 惠美初彦先生による第6回目講義『理念設定局面』

いよいよ4期の講義も後半戦に入ってきた10月。

今回の講義のテーマは理念設定局面、「何のための人生でありたいか」。

自分の強みを生かし、自分の人生において何を成し遂げたいのかを各自内省していきます。

前回の講義のテーマ、「自分の強み」についてもかなり苦戦した私たちでしたが、それ以上に今回のテーマは、それをいただいた時から教室がざわつくくらい、また次の難題がやってきたなと感じるテーマでした。

実際に今回の講義の前に4期生のLINEグループでは「これってどういうこと?」「どうやって考えたらいい?」など、自分の中に答えがある内省であることはわかりつつも、同期の中で助け合ったり、または講義の前にお互い導きだした答えについて事前に発表しあい、より内容を深めたり。それくらい真剣に深く考えてようやく導き出された、15名の「何のための人生でありたいのか」の発表でした。

迎えた講義当日。

正直、私は毎回発表前はとても緊張します。「何のための人生でありたいか」という大きなテーマは友人や家族とも真剣になかなか話さないような内容のこと。それを同期14名の前で発表する緊張感。本当にこれでいいのだろうか、こんなこと言っていいのだろうか、と言葉に出すことが憚られるような、緊張するような、そんな感覚で今回も発表に臨みました。

1人3分での発表。当たり前ではありますが、同じテーマでも15名、一人一人の回答は全く異なります。私が印象的だったのが、今回のテーマを考えることで、自分が今何に悩んでいるのか、それが手にとるようにわかった気がする、という感想。

自分の本音と向き合い、内省し尽くすことで新たな気づきを得ることがあることに仲間の発表から私も気付かされます。

また、発表しながら涙してしまうメンバーもいました。それくらい彼女の言葉は本当に彼女の内側から出てきたと思える強い言葉でした。それぞれの言葉で、それぞれの思いがこもった発表は、その人らしさにあふれ、聴く側も勇気すらもらえる、そんな時間でした。

全員の発表を終えて、惠美先生からいただいた言葉。

「みなさんの言葉は本音でしたよ」

もしかしたら、一般的に良しとされるような言葉で今回のテーマについても発表することもできたかもしれませんが、そうではなく全員が真剣に自分自身と向き合って出てきた言葉は、その人にしか語れない言葉となっていたように思います。

次回のテーマは「5年後の目標」について。

今回定めた自分の理念から具体的な目標を作っていきます。

そして次回のテーマを考えるにあたり惠美先生より、大正時代の社会教育家である後藤静香さんの「第一歩」と言う詩を授けていただきました。この詩にある言葉を噛み締めながら、また来月の講義に向けて一人一人が内省を深めていきます。

ATA4期 佐々木真紀子

寄稿日:2022年10月20日
リポーター

佐々木真紀子
株式会社MYコンパス 広報・マーケティング担当