講義レポート

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講義日:2019年12月11日

第1期 講義総括

アマテラスアカデミア

 第一期 総括

2019年4月よりスタートしたアマテラスアカデミア。12月まで毎月1回、惠美和彦先生の講義と特別ゲストの先生方にお越しいただき、約2時間自己を見つめ直す濃密な時間を得ました。恵美先生の講義では、最終日の立志式で5年後のありたい姿やそのための具体的計画を発表するために、段階を追って学びを深めてまいりました。

第2講「先人の志」では、恩田杢、上杉鷹山、二宮尊徳、坂本龍馬、西郷隆盛の5名の偉人からその志と偉業に学びました。第3講「成人要目」では、社会人として不可欠の基本的姿勢5項目を「幼年要目」と比較しながら考えを深めました。第4講「進路動機」では、それぞれが自分の過去を振り返り、現在の進路を選択した動機について2分で発表。2分という短い時間での発表に対し、1か月間各自が自分を見つめ直すよい機会になりました。また、メンバーの発表からは、「親や与えられた環境・自分の長所・逆境やコンプレックス」など、様々な理由によって今の進路にたどり着いたことがわかり、お互いの距離感が縮まった講義となりました。

 第5講からはより自分との対話を深めるために、「5点要録」という手法を取りました。これはテーマに対して得られた情報をできるだけ多く箇条書きに羅列し、それを繰り返し見つめることで最終的に5つの情報にまとめるという手法です。第5講「能力探究」では自分の長所、能力、そして現在の仕事についてこの「5点要録」の手法で分析し、2分間で発表しました。続く第6講「理念探求」では、自分の強みを生かして「何のための人生でありたいか」自分の志や生きる目的について考え発表。第7講「来果探求」では、立志式での発表を視野にいれながら、10年後の自分の将来像を模索しました。

 最終第8講「立志式」では、先月掲げた将来像に近づくべく、ゴールのイメージから逆算して5か年計画を立て、各自3分での発表となりました。自分の人生の目的は何か、またそれを成しとげるためには何をしなければいかないのか、5年ごとの計画を練ったことで、皆決意を新たにすることができました。

 

 恵美先生の講義と並行して、これまで5名のゲスト講師の先生方(一部上場企業フューチャー社長・金丸恭文氏、ボイストレーナー・宮崎絢子氏、日経BP『ARIA』編集長・羽生祥子氏、政策コンサルタント・一柳良雄氏、あずさ監査法人副理事長・金井沢治氏)からそれぞれの専門分野のお話しを1時間いただきました。第6講は小林照子先生による特別メイク講座でした。

 

 本来、21時15分が終了時間であるものの、毎講質疑応答などで盛り上がり、皆の熱意がさめやまぬまま22時近い終了となりました。毎月1回2時間という限られた時間であったため、受講生も先生方もこの一瞬に懸ける思いに並々ならぬものがあり、アマテラスアカデミアの趣旨である「未来の女性リーダーになる人材」に近づくべく精進を重ねました。17名それぞれが異なる分野で働いていることもあり、それぞれの知恵や経験を共有することで、計り知れない相乗効果が生まれました。

 

 全8講の講義は終了したものの、メンバー17名にとってはこれからが本番。各自が立志式で発表した5か年計画に基づき行動する時です。アマテラスアカデミアは小林照子先生のご尽力により、メンバーはこれまでの8か月間を無料で受講させていただいています。そのご恩返しはそれぞれが与えられた場で自分の花を咲かし、次世代の女性リーダーとして輝くことに他なりません。その自覚と覚悟を持って、これからも仲間と共に歩んでいきたいと思います。

 

寄稿日:2020年1月19日
リポーター

長尾加奈惠
致知出版社 致知編集部