講義レポート

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講義日:2024年9月4日

第6期9月 第5回 惠美初彦先生による特別講義『五点要録 – 自分の強み局面』

アマテラスアカデミア第6期生の高橋が、第5回の特別講義「五点要録 – 自分の強み局面」についてレポートいたします。

8月は講義がお休みだったため、今回の講義は2ヵ月ぶりでした。6期生同士でグループLINEを通じて連絡は取っていましたが、久しぶりに同期メンバーに直接会えるのをとても楽しみにしていました!アマテラスアカデミアでは、照子先生をはじめとする素晴らしい先生方の講義だけでなく、目標に向かって共に試行錯誤しながら進む仲間との出会いがあり、この環境がとても貴重だと感じています。改めて、この素晴らしい機会を提供してくださっていることに感謝です。

それでは、第5回の講義レポートをお届けいたします!

「五点要録」とは

今回の特別講義のテーマは「五点要録-自分の強み局面」。

五点要録とは、テーマに関連する情報を広範囲に集め、その中から最も重要と思われる5項目を精選し、シートにまとめた資料のことです。

今回のテーマは「自分の強み」についてです。

この五点要録の手法を用いて内省を深め、言語化していく作業を各メンバーが約2ヵ月を通して行い、当日は発表をいたしました。

簡単ではございますが、作業手順をご紹介いたします。

五点要録の作業手順

1.内省取材

まず、自分の強みに関する内省取材を行い、全域にわたって情報を収集し、自分に関する情報をすべて出し切ります。

2.情報抽出

次に、収集した情報を「単位文」として箇条書きにまとめ、10〜20文字程度で表現します。

3.反復収集

作成した単位文を何度も通覧し、その中で「重要だ」と感じるものにチェックをつけ、これを何度も繰り返して5つに絞り込みます。

4.五点要録の完成

最後に、反復収集された5つの項目を整理し、効果的な順序を考えながら文章を整え、最重要項目を中心に主文を作成します。

発表内容の一部

以下、発表内容(主文)の一部をご紹介いたします:

・通説にとらわれず、信念に基づいて行動できる

・明るく柔らかくたおやかに人を和ませる力がある

・形にならないものを的確に言語化する力がある

・客観的に物事を分析し、繊細で思慮深く言葉に敏感である

・目標を決めたらぶれずに達成に向けてやり抜くことができる

・相手の言いたいことを正確に捉え、心の機微を正確に捉えることができる

・新しいことに取り組む際、目標と課題、リスクを明確にし、実行に移す力がある

内省を深めるために

五点要録によって自分の強みを言語化するためには、深く内省することが求められますが、その過程で、語彙の豊かさが思考の深まりに重要であることを改めて実感しました。語彙が増えることで、内省が深まり、自分の考えや感情をより明確に表現できることに繋がるからです。

Tips:短時間で語彙力を増やす方法は?

夏目漱石の「坊ちゃん」を音読することだそうです。音読すると約6時間かかるそうですが、「坊ちゃん」は口語体と文が一緒になっており、音読することによって、その前後では語彙数、単位文の質が圧倒的に変わるそうです!(子供と一緒に音読するのもいいかもしれませんね!)

講義を通して感じたこと

自分の強みと向き合うのは、就職活動の自己分析以来でした。改めて幼少期から今までの経験を振り返りましたが、ライフスタイルや価値観は就活当時とは大きく変わっているものの、変わっていない自分の強みも浮き彫りになりました。五点要録を通して、強みを改めて可視化できたことで、自己理解が一層深まる貴重な機会となりました。

次回講義の予告

次回のテーマは「理念設定局面」です。(アマテラスアカデミアの講義の山場だとか?!)次回は自分の理念について内省し、五点要録を用いて言語化していきます。理念設定は、私にとって初めての経験ですが、次回の講義に向けて、しっかりと内省を深め、自分と向き合っていきたいと思います。

寄稿日:2024年9月16日
リポーター

第6期 髙橋純子