講義レポート

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講義日:2025年5月7日

第7期5月 高橋朋宏先生による特別講義

みなさま、こんにちは!

今回はアマテラスアカデミア7期生の小野寺 咲和がレポートいたします。

ATA7期5月の特別講義は、ブックオリティ代表取締役学長であり、照子先生の著書『これはしない、あれはする』の編集を担当したミリオンセラー編集者の高橋朋宏先生から「一番になる人は知っている」をテーマにご講義をいただきました。

≪どんな本物も最初は無名である≫

高橋先生は、近藤麻理恵さんの著書『人生がときめく片づけの魔法』で日本と米国でミリオンセラーという日本の出版史上初の快挙を成し遂げています。

 今では、片付けのプロとして世界中に知られ、支持されている近藤麻理恵さんですが、高橋先生がお会いした当初は、まだ無名だったそうです。

当時から近藤さんは「私は片付けについて世界で一番語れます!!片付けのヘンタイ(オタク)なんです!!!」と熱く語っていたそうです。「どんな本物も最初は無名で一流のヘンタイ」であると7期生にまっすぐと語りかけるお姿が印象に残りました。

高橋先生は一番になるためには、まずは自分が教室内で一番になれるもの(教室内ニッチ)を見つけることが大切であり、安岡正篤さんの名言「有名無力、無名有力」の言葉を添え、有名になることに執着するのではなく、自分自身を磨いて実力をつける重要性を教えていただきました。

≪根拠のない確信を持っている人が次の時代をつくる≫

 高橋先生はアメリカで書籍の出版が決まった際にとある妄想と願掛けをしたそうです。

【妄想】アメリカで書籍がミリオンセラーになり、アメリカで英語でスピーチをしている!

【願掛け】自分が英語の勉強をすればするほど書籍が売れる!!

アメリカで出版が決まった当初はミリオンセラーになる確信はなく、高橋先生自身は全く英語を話せなかったそうなのですが、実際にこの妄想と願掛けを達成されました。

妄想に日付をつけ、予定に変えられる人は強い。

小宮山一慶さんの「散歩ついでに富士山に登ったひとはいない」という言葉のギフトともにお伝えくださいました。

≪一流になりたければ、本を読みなさい≫

高橋先生は「影響力は言葉から生まれる。人の心を動かす言葉を持っているか、(一流の)誰かの言葉を自分の業界の言葉に変換ができるように」とおっしゃっておりました。現実世界で出会うことが難しい人物でも、本であれば簡単に出会うことができ、著者が魂を込めて綴った文章と対話が可能です。

ATAには、各業界のプロで高い志・天命(使命)を持つ女性のリーダーが集っています。私達が多くの人に良い影響を与えられるように、本を読み、言葉を磨いていく重要性を感じました。

≪結びに≫

「本に値する言葉」を追求し続けた高橋先生。

ご自身の経験と今まで出版に関わった本の中から、ATA7期生へたくさんの言葉のギフトと一番になるためのヒントを届けてくださいました。

大願を成就するために、自分の最大の武器は何かと自問自答しながら、一流の言葉に触れ続けて実力を磨いてまいります。

講義の最後には、高橋先生の出版ゼミに所属し『英語が日本語みたいに出てくる頭のつくり方』を出版されたATA7期生の川﨑あゆみさんの裏話なども聞くことができ、学びと笑顔の溢れる充実したお時間になりました。

高橋先生、学ぶ機会を設けてくださった照子先生、最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

寄稿日:2025年5月21日
リポーター

小野寺咲和