講義レポート

report
講義日:2025年9月10日

第7期9月 惠美初彦先生による第5回目講義

<五点要録シートを使い「自身の強み」を宣言>


9月10日(水)に行われた第5回目の惠美先生の講義では、強み設定局面において、それぞれ探求してきた「自分の強み」を発表し、次ステップの理念設定局面に向けて、心象図の書き方(心象化の方法)や「何のための人生でありたいか」という次テーマの考え方等を学びました。

前回からの課題として、20個以上の自分の強みを一文で書き出し、その強みのうち、自身の大切にするものや、より強い強みであるものを選りすぐって5つを抽出してきました。オンラインやオフラインで集まり課題に取り組む時間を設けるなどし、自分の強みに真剣に向き合う2ヶ月間となりました。人生を数十年過ごしてきた私たちが、残りの数十年を価値ある生き方とするために、貴重な体験であると感じます。

講義では更に5つの強みから収斂させた「主文」と呼ばれる端的な一文を発表しました。各人が大切にしてきた体験や積み上げてきた実績に裏打ちされた「自分の強み」は、多様でありながらもそれぞれの芯が感じられる力強い発表でした。また、発表における「型」についても指導を仰ぎ、インパクトがあり、聞く人の心に残る「主文」の宣言となりました。「型破りになるには型がないと破れない」という惠美先生の言葉がとても印象的でした。

ただ同時に、「型」=「ゴール」に囚われすぎてはいけないということも惠美先生よりご指摘をいただきました。現代社会ではどうしても最短でゴールに辿り着こうと考えてしまいがちですが、このアマテラスアカデミアにおける惠美先生の講義では、じっくりと時間をかけて考えることが何より大切なのであろうと再認識しました。



<自分と向き合い「何のための人生でありたいか」を考える>


また、次回の講義に向けた心象図の書き方(心象化の方法)では、AIにはできない人間ならではの脳の働かせ方が重要であることを学びました。日常ではAIに仕事を任せる機会も増えていますが、確かに自身の奥底にある考えやその考えが変容する様子を図にすることは、人間にしかできない動きであると感じました。

次の理念設定局面では、自分が没頭できることを探究していきます。大きな成功はコツコツと続ける努力の上にあるということを、事例を通して学びました。すでに同期の間で日程を合わせて、課題に取り組む時間を作っています。アマテラスアカデミアでは共に高め合える同期がいることも価値です。これまでの講義を通じて内省をしてきた自分の強みや自分を作り上げた幼少期の体験、価値観などを今一度振り返りつつ、何度失敗しても、何を差し置いても続けたいと思えることを、同期と一緒に考えていきたいと思います。

寄稿日:2025年9月23日
リポーター

佐久間 萌里佳