講義レポート

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講義日:2024年9月4日

第6期9月 第5回尾原蓉子先生による特別講義

アマテラスアカデミア6期生、松下真梨子がレポートさせて頂きます。

9月4日(水)は特別講師に尾原蓉子さんをお迎えいたしました。

尾原さんは日本で初めて「ファッションビジネス」という言葉と概念を紹介しその後もファッション業界の発展と人材育成を行っている方です。

「My storyはどんな物語~自信とパーパスをもってプロフェッショナルな人生を~」

尾原さんは上記のタイトルを元に、まず冒頭、「しがらみを断ち切り羽ばたくこと、自分が決めること、をメッセージとして伝えたい」と話されました。

この言葉はダイレクトに胸に響きました。ぜひこの言葉を頭の片隅においてレポートを読んで頂けると幸いです。

さて、今回の講義では①プロフェッショナル②リーダー 

2点をキーワードに尾原さんのご経験を元に感じた様々なTipsを話して頂きました。

1.プロフェッショナルになるため秘訣

・努力・継続・自信・勇気のサイクルで「専門」を磨くこと

・プロフェッショナルとは専門力だけではない

プロフェッショナルになるためにまず何をすれば良いと思われますか?

それはオール5を目指すより突出したものを磨くことだそうです。

ついついオール5を目指しがちなのではないでしょうか。しかし、自分の専門について徹底的に行う努力と継続が自信になり、それが勇気に繋がるとのお話でした。プロフェッショナルなスキルはキャリアにおいては大きな武器ですよね。

そして、このプロフェッショナルというのは専門力だけではありません(!)。抜群の専門力を習得した後も常に研鑽を怠らず謙虚であること、仕事に信念と哲学を持つこと。つまりプロ意識を持つこともプロフェッショナルを意味します。

仕事のスキルだけではなく人間性も磨くことが真のプロフェッショナルになるのですね。

2.優れたリーダーを目指すこと=リーダーシップ型

マネジメントにはリーダーシップ型とマネジメント型があるそうで、今後益々変革のスピードが速い時代にはリーダー型のマネジメントが求められてきます。

リーダーシップ型とはどういった存在をイメージされるでしょうか。

◎優れたリーダーとは

マネジメントの姿勢:意義ある変革を成し遂げる【攻め】

マネジメントの特徴:Do the right things【良いことをやる】

質問は: 「何を」「なぜ」が中心

第一ステップ:針路の設定【ビジョンと戦略】

計画の達成:組織メンバーの心を統合する

課題の達成:動機づけと啓発・参画

敢えてマネジメント型は書かずに、教えて頂いたリーダーシップ型の特徴と思考を書きました。決まったことをうまくやる、という守りの姿勢も大切なマネジメントの手法かもしれませんが今後変化のスピードが上がる世の中では「攻め」のリーダーが必要になります。自分が仕事をする上でもこのTipsを頭に入れて仲間と目標を達成していきたいなと思います。

まだまだレポートしたいことは沢山あるのですが、「しがらみを断ち切り、自分で決める」ために重要な2点のテーマのみをレポート致しました。

もっと知りたいお方はぜひ尾原さんの著書を手に取って頂くことをお勧めいたします

➡(ブレイクダウン・ザ・ウォール Break Down the Wall 環境、組織、年齢の壁を破る:尾原蓉子著)

番外編

ここからは番外編として講義の中で気づかされたことを述べたいと思います。

尾原さんは今回の講義の中で「【違い】とは誉め言葉である」と何度も話してくださいました。なぜこの言葉がキーワードなのか今回の講義を私なりに解釈したところ、【違い】という言葉をポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかで、行動が変わるのでは?と気づきました。

人と違う決断には勇気が必要であったり、人との違いを見て羨ましがるであったり、みんなと一緒でないと不安、というのは【違い】をネガティブに捉えているからそう感じるのではと思います。

【違い】は誉め言葉、つまりポジティブに捉えるとものの感じ方や自分のやりたいことに対して前向きに行動できるのではないでしょうか。

【違い】は誉め言葉。Different is good. も胸に秘めておきたい言葉ですね。

<感想>

今回の特別講義は事前に尾原蓉子さんの著書を2冊読了してから参加をしたので、実際にお会いして尾原さんのお話を聞けることがとても楽しみでした。

尾原さんのお話は言葉やエピソードに気持ちと勇気が湧いてくるようなメッセージが詰まっていて、講義のスライドより尾原さんの表情、話し方に夢中であっという間に2時間でした。

個人的に意外だったお話は「無理はしない」という内容。

エネルギッシュな尾原さんの人生のお話。エネルギッシュと聞くと家庭も仕事もバリバリ身を削って!という印象を持ちませんか?

「無理をしない」とは、女が人生の中で環境的に仕事の継続が難しくなる時期があったとき、無理はしない、しかし自分に合う条件でやりたいことをやる、というお話でした。自分が無理をして仕事をするのではなく、仕事も家庭も自分の人生の一部としてキャリアを続けていくことが大切というのは特に環境の変化が大きい女性たちは大切にしたい考えだと思います。

仕事もプライベートも含めて人生。充実した人生を送るため、勇気と希望を持てるお話を聞かせて頂きました。

寄稿日:2024年9月16日
リポーター

第6期松下真梨子