講義レポート

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講義日:2022年5月11日

第4期5月 惠美初彦先生による第2回目講義『先人の志』

期待に胸膨らませる、第二回目の講義。

初回は緊張感がたくさんだった教室も、この一ヶ月の間にZoom交流会などを経て、随分と打ち解けた雰囲気で集うことができたように感じます。

 

今回から希望者は、フロムハンドに在籍するプロのメイクアップアーティストから、講義前にメイクレッスンを受けることができます。たった15分という短い時間でも、さっと印象を変えることができるのが、さすがプロの技だなぁ、と感動しました!

アマテラスアカデミアのゴールの一つでもある「美的センスを身につける」を、まさに体感中です!

 

惠美初彦先生による講義「先人の志」

第二回目の講義前半は、30年間立志教育に携わってこられた惠美初彦先生の「先人の志」。

恩田木工・上杉鷹山・二宮尊徳・坂本龍馬・西郷隆盛という歴史的に有名な5名の「命言集」を読み、その感想を各自3分間のプレゼンで表現するところからスタートしました。

惠美先生によりますと、幕末の日本は文化的水準も非常に高く、芸術的人格に成熟していたそうなのです。そんな幕末を代表する5名の生き様、使命が綴られた「命言集」。そのタイトルの通り、命を懸けて改革を起こした先人たちの源になったのは何なのか。各々、じっくり読み込んだ感想を、一人ひとり丁寧にプレゼンしていきました。

 

私自身の感想で言いますと、まず、前回の講義の後に宿題としてこの書類をいただいた際に、あまりの文字の多さ、そして難解な言葉に「む、難しい・・・!」と感じたのが率直な印象です。(お恥ずかしい限りですが・・・)スラスラと読める、というよりも、じっくり丁寧に読み込む必要がありました。

 

けれど、読み込めば読み込むほど、今まで知らなかった先人の偉業や、知っていたけどそれはあくまでも表面的な一部分であり、その本質的な考え方、人格に「圧巻された」の一言でした。

 

同じ文章を読んでも、メンバー15名、それぞれ感じるところ、響く部分が違っているのも面白いなぁ、と感じました。それは私たちの価値観や経験が異なるからこそ、感じることが違うのであり、そしてその違うメンバーが集っているからこそ、「違う」共有ができる。この違いの共有こそが、新たな価値観を生み出したり、視座を高めてくれたりするんだろうなぁ、と実感する1時間となりました。

 

最後に惠美先生が総括されていた中で印象的だったのは、「歴史“を”学ぶ、ではなく、歴史“から”学ぶ」事が重要ということ、そして、「150年経ってはじめて、人物として評価される」という言葉でした。

 

江戸時代の人たちが人間的に成熟していたのは、ひとえに、「人はどう行動するのが美しいのか」「どうすれば美しい人生を送れるのか」という、日本人としてのISMを体現されていたと聞いたとき、改めて我が身を振り返り、とてもハッとしたと同時に、「私にとっての“美しい人生”とは何なのか」ということを考え始めるきっかけをいただきました。

 

人としての在り方、生き方をも、この1年でアップデートしていきたい。

そんな風に強く感じる講義となりました。

 

ATA4期 那波 佑香

 

寄稿日:2022年5月20日
リポーター

那波 佑香
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