講義レポート
第3期10月惠美初彦先生による第6回目講義『理念設定の会』
こんにちは!今回は、ATA3期生の山口智胡がレポートいたします。
今回のテーマは、理念設定局面という『何のための人生でありたいか』について共有する会でした。
「利他」の視点で考えるということ
何ができるか(Can)
何をしたいのか(What)
どうやったらできるか(How)
という視点で考えることは多いと思いますが、
何のための人生でありたいか?(Why)
という生きる意味、目的の部分を考える機会に巡りあう方はあまり多くないのではないでしょうか?
そして、今回『何のための人生でありたいか』を考える上でポイントと教えていただいた点が、
「利己」の視点ではなく、「利他」の視点で考えるということでした。
具体的にいうと、
自分の強み(能力や才能)を活かしながら
社会的に求められていることや人の役に立てることは何か。ということです。
自分が好きだから行動する
自分が得意だから行動する
だけでは、利己の範疇ですが、
自分の好きや得意が誰の役に立つことに繋がるのか自分の好きや得意が社会のどんな問題を解決するための一助になるのか。
こんな視点が何かを成す上で大切だと教えていただいた講義でした。
利他への転換の意味とは
なぜ、こんなに利他を重んじているのかでいうと利己から利他への転換できることが幸福に繋がるからとのこと。
幸福の定義も人それぞれかと思いますが、確かに、私のこれまでを振り返ってみても誰かのために能力を活かせている時は、周りのみなさんも嬉しそうにしてくれたり感謝される機会につながり自分も嬉しい気持ちになります。一方で自分のためだけに能力を使っている時は何だか心が満たされない感覚になるなと感じています。
そういう意味でも、何か歯車があっていない時やうまく行かない時こそ、利他の視点を常に意識していきたいなと感じました。
次回への課題
次回は、5年後の目標を設定するというものです。
夢を叶えていく人や使命を全うしていく上で大きい違いが生じるのは「個人としての目標設定をしているか否か」とのこと。
会社の中や所属している組織の中での目標ではなく、自分自身の目標を持っているかどうかという点が重要とのことです。
今回の講義で行なった「何のための人生でありたいか(Why)」が目標設定における指針になるため、私が発表した「幸せに生きる人を増やす」という理念についてもっと内省してみたいと感じました。
そして、後藤静香さんという大正時代の社会教育家の有名な「第一歩」という詩をご紹介いただきました。
夢や使命を全うし実現していくためには、
「覚悟すること」が大切であるという詩です。
覚悟と聞くと厳かなイメージがありますが、叶えたい!叶える!と思わないと、実現はできないし、実現するための一歩の選び方も異なってくる。
だからこそ個人としての夢や使命を大きく描くという部分がまずは大切だということを伝えている内容でした。
5年後その目標を達成しているという前提で逆算して考えると、
誰を仲間とするのか、
どういう方に何を依頼する必要があるのか、
自分が今するべきことは何か、
などが鮮明になるのでメンバー1人1人の発表も含めて次回講義を楽しみにしたいと思います。
ATA3期生 山口智胡
山口智胡
現在の仕事の業種 株式会社AllPersonal CCO/チーフ・キャリア・オフィサー兼PRプランナー
個人事業主:My Style ブランディングプロデューサー キャリアプランナー