講義レポート

report
講義日:2026年5月12日

第8期5月 羽生祥子先生による特別講義

アマテラスアカデミア8期生の片山です。

第2回目の後半、特別講師として登壇してくださったのは、メディアプロデューサーとして活躍されている羽生祥子先生より「キャリアづくり~私の場合~これからのリーダー像」というタイトルでお話を伺いました。


<キャリアを築くとは、“誰かのため”を広げていくこと>


今回、祥子先生の講義を伺い、ビジネスの軸とは単なる“仕事術”ではなく、「どう社会と向き合うか」という生き方そのものなのだと深く感じました。

大変華やかな経歴をお持ちの祥子先生ですが、実際にお話を伺い印象的だったのは、その経歴以上に、祥子先生の放つ温度感やユーモア、そして周囲を惹き込む圧倒的な人間力です。一瞬にしてファンになってしまうような感覚でした。


知識や肩書きを振りかざすのではなく、柔らかく、時におちゃめに語る姿には、相手を緊張させない工夫があり、だからこそ相手が本音を話したくなる。そしてビジネスのチャンスが生まれるのではないかと感じました。講義中も、難しい話を一方的に伝えるのではなく、自身の経験を交えながら、私たちが自分事として考えられるように言葉を届けてくださり、その姿勢そのものが、すでに“信頼されるリーダー像”だったように思いました。


<「自分・会社・社会」という視点の広がり>


キャリアを積み上げる上での軸として語られていた「自分」「会社」「社会」という三つの視点が大変印象的でした。

まず”自分”に対し「俯瞰して物事を見ること」「私憤を義憤に変えること」「自分に誠実であること」という言葉がありました。感情に流されるのではなく、自分の怒りや違和感を、“誰かのためになる問題提起”へと昇華させる視点は、非常に知的で成熟した考え方だと感じました。

次に“会社”に対しての視点では、「稼ぐこと」と「務めること」の両立が語られました。利益を出すだけでも、理想論を語るだけでも不十分であり、組織の中で何が必要とされ、何が不足しているのかを見極め、全体益の視点で考えることが重要だということです。これは単なる“会社員”ではなく、“事業を動かす人”としての視座であり、どの立場になっても必要な考え方だと感じました。

そして最後に、“社会”に対しての視点として、「国>社会>個人」という大きな流れで思考するという話がありました。つい私たちは、自分の目の前の問題や感情だけに意識を向けがちで、その中で自分の行動に対して優先度を決めてしまいます。社会全体の流れを理解することで、初めて個人としてどう動くべきかが見えてくる、この考え方は、変化の激しい現代において非常に重要な視点だと思いました。



今回の講義を通して、キャリアとは単にスキルや実績を積むことではなく、どんな視点で世界を見て、その思考をどう育てていくか、ということなのだと学びました。

そして、自分のためだけではなく、会社、社会へと視野を広げていくことで、人は本当の意味で信頼される存在になれるのだと強く感じました。

講義をしてくださった祥子先生、そしてこのような機会を設けてくださった照子先生はじめ、事務局の皆様、ありがとうございました。


寄稿日:2026年5月22日
リポーター

片山 みゆき