講義レポート

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講義日:2026年5月12日

第8期5月 惠美初彦先生による第2回目講義


アマテラスアカデミア8期生の飯田がレポートいたします。


<先人の志に学ぶ>


5月12日(水)第2回目の前半は、立志教育の惠美先生による「先人の志」です。

「恩田木工・上杉鷹山・二宮尊徳・坂本龍馬・西郷隆盛」江戸中期から幕末にかけての偉人たちを、惠美先生発行の命言集をもとに学びます。

旧仮名遣いや難解な語彙が豊富な文章を読み下すところから始まりましたが、やはり皆さん手こずった様子。しかしながら、それぞれの想いがこもった感想は学びの多いものでした。

時代背景を踏まえた現代との違い、自身に重ね合わせての振り返り、現代にまで語り継がれる志はなぜ生まれたのか、我欲の扱いについて、答えを求めるのではなく問い続けることが肝要である等々。様々な着眼点から生まれた感想は、目から鱗の連続でした。時代も立場も異なる先人たちですが、その志には時代を超えた普遍性があり、今を生きる私たちにも確かに響くものがあるのです。


「体現者であること」「利己と利他」この2点は共通していたように思います。「志」は個人だけのものでも、リーダーだけに求められるものでもなく、多様な場面で意識されるべきものです。志を持てるからこそ進める道があり、困難を乗り越える力となるのだと感じました。


<過去が今をつくる>


惠美先生からは、「人類的に陶冶されていたのは江戸末期であり、現代は堕落している」という衝撃的でありながら納得せざるを得ない言葉をいただきました。

「歴史を学ばなければ先は見えない」「原因は過去にあり、結果が今である」ちょうど問題の真っ只中にあるホルムズ海峡問題についても、これに尽きるのだと。

先人を学ぶという「未来学」の重要性は、私自身が疎かにしていた部分でもあり、大いに反省させられました。しかし、思った以上に楽しく取り組むことができたので、他の偉人についても、身近なところから学びを広げていきたいと思います。



また、今回の発表を通じて、第1回目に学んだ「和談」を実感できたことは大きな気づきとなりました。改めて意識してみると、討論(ディベート)では疲労感が残ったり結論がまとまりにくかったりすることが多かったのですが、和談では素直に相手の考えを受け止めることができ、純粋な気づきを得られました。和談とは単なる話し合いの形式ではなく、相手への敬意と自己の素直さを前提とした対話のあり方なのだと、改めて気づかされました。

仲間の学びとなれるよう、今後の課題に取り組んでいきたいと思います。


<言葉の奥に宿るもの>


毎回開始5分前に惠美先生によるミニトークがあります。今回のテーマは「語彙」について。

「五月晴れ」という言葉が日本語史的には比較的新しい表現であること、現代では語彙が少なくなっていること、それでも世界的に見れば日本語は豊富な言語であることなどをお話しいただきました。先生ご自身の語彙が圧倒的に豊富であるがゆえに、文章が難しくなってしまうことがあるというのも、博識ならではのお話です。

先生のお話は常に興味をくすぐるものばかり。語彙ひとつとっても、その背景に歴史と文化の深みがあることを実感しました。素敵なきっかけをいただいたので、取りこぼさないよう蓄えていきたい所存です。

寄稿日:2026年5月22日
リポーター

飯田 望美